中性脂肪値は生活習慣に大きく依存しています。肥満に関してもそうですが、中性脂肪値のコントロールも基本は食事と運動で、この二つがきちんとしていないと中性脂肪値はどんどん上がってしまいます。また遺伝などの要因もあり、さまざまな要因がからみ合って高い中性脂肪値が生まれてしまうのです。
最も大きな要因は食事と運動です。中性脂肪という名前からどうしても脂を多く摂ると中性脂肪が増えるというイメージがあると思います。
それは間違ってはいませんが、脂を取らなくともカロリーがあまりさえすればそれは脂に変換された上で貯蓄されますので、結局は中性脂肪値を上げてしまいます。
よって中性脂肪値をコントロールするには食事制限を行い、脂肪の量だけでなくカロリーベースでコントロールする必要があるのです。
カロリーコントロールと来ればもうひとつの大きな要素は運動です。前述の通り、高中性脂肪値はカロリーが極端に過剰になることで発生していますので、極端なことを言えば大量に食べてもたくさん運動していれば問題にはなりません。
現実的には、食事量を常識的な範囲で収め、負担にならない程度に定期的に運動を行う、ということになるでしょう。中性脂肪を減らすための運動はとにかくカロリーを消費させなければならないため、ある程度まとまった時間継続できる有酸素運動を行う必要があります。
代謝を維持するための筋力トレーニングなども健康は重要なものですが、最中のカロリー消費量はあまり高くないため、少なくとも中性脂肪値の直接の減少には結びつきにくいです。